コレステロールを下げる7つのポイント

コレステロールが高くなると引き起こす病気

何かと敵対視されるコレステロール。しかし、体に必要な働きもしています。<コレステロールは生体機能を整えるためのホルモンのひとつとして、重要な構成要素です。>
ただしマイナスに働いた時、血液中のコレステロールが増えることで、様々な病気を引き起こしてしまいます。いったいどんな病気を招いてしまうのでしょう?

代表格は動脈硬化

血液中のコレステロールが増えることで体に及ぼす重大なことは、まず血管の弾力性がなくなってしまうことです。それが原因で動脈硬化を起こしてしまいます。

動脈硬化は、老化現象としてある程度起こると考えられていますが、血液中にコレステロールが多いと動脈硬化をいっそう加速させることになります。コレステロール値が高いと同時に、偏った食事、過食、運動不足、肥満、ストレス、喫煙、飲酒などの習慣がある人は、動脈硬化を悪化させてしまいます。

また、コレステロールが高く血液中の脂質が多過ぎる状態を脂質異常症といいます。血液中のおもな脂質であるコレステロールと中性脂肪のどちらが多い場合でも脂質異常症と呼ばれます。そこから誘発される症状は、肥満と糖尿病です。脂質異常症には、自覚症状がありません。自覚症状がないままに動脈硬化や糖尿病を悪化させます。動脈硬化は体中の血管で起こる可能性のある病気です。

放置しておくと、脳の血管の動脈硬化が進むことも考えられ、重篤な症状へと進行してしまう恐れがあります。

動脈硬化から別の病気へのリスクも

コレステロールが高いことが原因で発症する病気として、狭心症や心筋梗塞も代表的です。これは、心臓をとりまく冠動脈の血液の流れが悪くなっておこります。冠動脈は心臓の筋肉に血液を送り込む血管で、この血流が不足すると、心筋の細胞で酸素が足りなくなり、発作が起こります。

その原因のほとんどが、動脈硬化によって血管の内側が狭くなっていることです。狭心症は血管が狭くなって血流の量が減り、心筋が一時的に虚血状態になります。

心筋梗塞は、血流が完全に止まってしまう状態です。狭心症と違って、血流が途絶えてしまうので、心筋の細胞は酸素不足で壊死してしまい、最悪のケースでは心臓が止まり死に至ります。血液中の総コレステロール値が高いほど、心筋梗塞や狭心症にかかる率が高くなります。

高血圧への進行、さらには脳梗塞にも注意

高いコレステロール値は、高血圧へ進行するリスクを 2 〜 3 倍増加させます。高コレステロール値の人は、体の血圧を調節するしくみに作用して、高血圧へと進行する可能性が高いと言われています。さらに高血圧、高コレステロールは、脳梗塞も引き起こします。脳の血管に障害がおきる脳卒中の一種が脳梗塞です。脳の血管が狭くなっているところに、血のかたまりがつまって血栓となり、血液が流れなくなって脳の障害を招きします。

血栓のでき方により症状が異なります。ひとつは脳の血管に血栓ができ、つまって血流を止めてしまう脳血栓です。もうひとつは、脳以外の場所にできた血栓が、血液の流れにのって移動し、脳の血管でつまり、血液が止まる脳塞栓です。

またコレステロールが低いときにおこる脳血栓もあります。脳梗塞は、コレステロール値が高くても低くてもおきやすくなる病気です。血液検査の結果が基準範囲でない場合は、生活の中で、自覚を持って気をつけることが必要でしょう。

動脈硬化には自分でわかる症状がほとんど何もありません。ある日突然に、心筋梗塞や脳梗塞の症状が現れます。検診で、コレステロール値が高めなどの指摘を受けたら、動脈硬化や狭心症・心筋梗塞のリスクが高い状態であることを注意しましょう。>バランスの良い食事、適度な運動を生活に取り入れることを心がけて下さい。